脂肪吸収抑制剤(脂肪阻害薬)の併用禁忌薬としては、免疫抑制剤であるシクロスポリン(サンディミュン、ネオーラルなど)が指定されています。
経口抗凝血剤であるワーファリン(ワリファリン)、ヘパリン(ヒルドイド、ビーソフテンなど)も指定されています。
これらの薬剤を使用している方は、脂肪吸収抑制剤(脂肪阻害薬)を使用しないでください。
禁忌薬ではありませんが、
経口避妊薬(ピル)、レボチロキシン(チラーヂンなど)、アカルボース、アミオダロン、抗てんかん薬との併用には注意が必要となっています。
ピルの場合は、ピルの成分の吸収が落ちて避妊の効果が薄まる可能性がありますから、脂肪吸収抑制剤(脂肪阻害薬)の服用はピルを服用してから2時間以上空けるほうが良いでしょう。
食欲抑制剤の併用禁忌薬ですが、日本ではパーキンソン病薬として使われるMAO阻害薬(エフピー錠)が指定されています。
禁忌薬ではありませんが、昇圧剤(エピネフリン、ドプスなど)、一部の降圧剤(アルドメットなど)、糖尿病の薬、インスリン、甲状腺ホルモン(チラーヂン)などとの併用には注意が必要です。
食欲抑制剤を使用する際にはお酒も控える方が良いでしょう。
めまいや眠気のほか精神的な副作用が起こる危険性があります。