ニキビ治療薬は市販されているものだけでも相当な数があり、どれを選べばよいのか分からなかったり、実際に使ってもあまり効果を実感できない場合もありますよね。
多くのニキビ治療薬に含まれているものとしては「イオウ(硫黄)」があります。
有名なニキビ治療薬にも製品100gあたり3gの硫黄成分が含まれているほどです。
殺菌作用、角質を柔らかくして毛穴が詰まりにくくなる作用、皮脂の分泌を抑える乾燥作用があります。
但し大人ニキビには乾燥作用が逆効果になることも。
イオウと同じくよく使われているのが「サリチル酸ワセリン」です。
作用もイオウとよく似ており、大人ニキビには向きません。
また赤くなるなど、皮膚が弱い人が使用する場合は注意が必要です。
殺菌作用が強い成分に「レゾルシン (resorcin) 」があります。
効果が高い分刺激も強く、敏感肌の人は使用する際注意してください。
「グリチルリチン酸(glycyrrhizin) 」と言って天然成分でできている成分もあります。
抗炎症作用があって赤ニキビにも効果があり、肌にも大変優しい成分です。
但し即効性はありません。
敏感肌の人にも安心して使えて、抗炎症作用や皮膚細胞の再生といった作用を持つのが「アラントイン(Allantoin)」です。
火傷や湿疹の抗炎症治療薬(
プラセントレックスジェルなど)などにも含まれています。
炎症を抑えるとともにニキビの予防効果もあるのが「イブプロフェンピコノール(Ibuprofen Piconol)」です。
それほど強い成分ではなく、副作用の心配もほとんどありません。
市販されているニキビ治療薬によく含まれている成分を、一部ではありますが紹介しました。
作用の強弱など、自分の肌に合った成分が含まれたニキビ治療薬を選ぶようにしましょう。
またアクネ菌に対して殺菌効果がある内服薬もあります。
一般的に市販されている塗り薬に比べて効果は高いのですが、副作用なども考慮する必要があります。