高齢の女性に多く発症する骨粗鬆症の原因と予防方法を知ろう!
2017/09/23
多くの人が、骨粗鬆症を単なる老化現象と捉えていますが、これは間違いで、医学的には立派な病気です。男性よりも女性に多く発症し、痛みなどの自覚症状がほとんどないため、病状が進行してから気づくことも少なくありません。年齢を重ねてから後悔しないために、若いうちから予防法を実践しておきましょう。

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骨粗鬆症は自覚症状がほとんどなく気づきにくい
骨粗鬆症とは、骨が構造的にもろくなって、軽い衝撃でも骨折しやすくなる病気です。日本には約1280万の患者がいるとされ、男性が300万人、女性が980万人という数字が示すように男性よりも女性のほうが圧倒的に多く発症します。自覚症状はほとんどなく、痛みも感じないため、骨折して初めて気づく人も少なくありません。
骨粗鬆症の人が骨折しやすい部位は、腕のつけね、背骨、手首、足のつけねの4箇所です。骨折すると、その部分に痛みを感じ、動くことができなくなります。また、その骨折が引き金となり、背骨の変形や腰痛、寝たきりになることもあります。
女性が歳をとると骨粗鬆症になりやすくなる理由
女性の骨粗鬆症には、女性ホルモンが大きく関係しています。女性は年齢を重ねると、更年期になり、その後閉経を迎えます。閉経を迎えると、卵巣機能が止まり、女性ホルモンが減少します。この女性ホルモンに含まれるエストロゲンが減少すると、古い骨細胞を破壊するスピードが速まり、新しい骨作りが間に合わなくなります。
その結果、骨がスカスカの状態となり、脆くなります。そのため、閉経前後から、骨密度が減少し始め、閉経すると急速に減少します。発症する女性の割合は、60歳以上では2人に1人が、70歳以上になると10人中7人が骨粗鬆症とを診断されます。
1日750㎎のカルシウムを取り入れたバランスの良い食事を心掛ける
骨粗鬆症予防の基本は、バランスの良い食事を心掛けることです。骨に関わる栄養素はたくさんありますが、中でも重要な栄養素は、骨の材料となるカルシウムです。日本人は全体的にカルシウムが不足しています。成人女性は毎日、750㎎以上摂取しましょう。
カルシウムは、乳製品、大豆製品、小魚、海藻類に多く含まれます。1日750㎎摂取には、プロセスチーズ2枚(252㎎)、ヨーグルト1カップ(240㎎)、木綿豆腐1/2丁(180㎎)、ひじき1鉢(140㎎)を摂る必要があります。少し気をつければ、十分摂取できる量です。1日3食の中で、バランスよくカルシウムを摂取しましょう。
運動で骨に刺激を与え強度を上げる
骨粗鬆症予防には、運動もかかせません。骨は物理的な刺激を加えられると、微量の電流が伝わり、骨の強度が増します。スポーツ選手の骨密度は、一般人よりも高いと言われていて、物理的な負担が大きいスポーツほど高いとされています。
そのため、骨粗鬆症には、ウォーキングやジョギングなど継続できて骨に負担のかかる運動が効果的とされています。また、筋トレによって、直接骨に刺激を与えることも有効です。筋トレは特定の部位を集中的に鍛えることができるため、ウォーキングやジョギングで鍛えることができない部分は筋トレで補いましょう。
避妊薬のピルで骨粗鬆症のリスクを軽減することができる
避妊薬として知られるピルは、女性ホルモンを主成分として作られており、排卵そのものを止めることで、高い避妊効果を実現します。しかしピルには、避妊薬としての役割以外に、女性を病気から守る効果がたくさんあります。
ピルには、女性特有の病気として知られる、子宮内膜症や子宮外妊娠のリスク軽減に効果があると発表されています、また骨粗鬆症や関節リウマチの予防にも効果があり、これを目的として、処方されることもあります。しかし、まだ妊娠を考えている場合は、ピルを飲んでしまうと、避妊薬として効果が出てしまうため、おすすめできません。ピルの使用を考えているなら、医師に相談して服用するようにしましょう。
女性は年齢を重ねると、必ず女性ホルモンが低下します。それにより、骨が脆くなり、骨粗鬆症を発症します。自覚症状はほとんどないため、自分で気をつけておかないと、後で後悔することにかりかねません。若い頃からカルシウムの摂取と適度な運動を心掛けましょう。また避妊薬のピルも骨粗鬆症予防に効果がありますので、服用したい人は医師に相談しましょう。
以上、高齢の女性に多く発症する骨粗鬆症の原因と予防方法を知ろう!...でした。
