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温泉が危ない?レジオネラ菌によるトリコモナス膣炎感染の仕組みと対応策

      2017/09/23  By

寒い時期や疲れたとき、温泉に入ってゆっくりしたいと思う人は多いでしょう。日本では昔から、温泉で病気の治療をしたり、健康維持のために温泉に浸かったりする習慣があります。しかし、大衆浴場で病気にかかる危険性があることをご存知でしょうか?

温泉が危ない?レジオネラ菌によるトリコモナス膣炎感染の仕組みと対応策

のぼせが原因で脳血管疾患を発症することもありますが、一番怖いのはお湯に細菌が潜んでいて感染症にかかってしまうことです。ここでは、実際にスーパー銭湯で感染して死亡した人がいる「レジオネラ菌」について、感染経路や対策法を解説していきます。

レジオネラ菌とは?吸い込むと死亡率の高い肺炎を発症する

レジオネラ菌とは、どこにでもいる細菌で、主に土の中に存在しています。普段の生活の中でも、触ったり口の中に入ったりすることはあるでしょう。それだけならば症状が出ることはほとんどありませんが、レジオネラ菌を吸い込んでしまった場合、「レジオネラ肺炎」という死亡率の高い肺炎を発症します。

この肺炎は進行が速く、感染してから最短2日で頭痛や高熱、筋肉痛などの症状が出始めます。早期に治療を行わなかった場合、一週間程度で死亡してしまうケースもあります。レジオネラ肺炎は、早期発見と早期治療が生死を分ける病気と言えるでしょう。

レジオネラ肺炎は誤診の危険性が高い

スーパー銭湯などの温泉施設に行った数日後にレジオネラ肺炎の症状が出たら、すぐに病院に行ってください。受診の際には必ず、銭湯でレジオネラに感染した可能性があることを伝えましょう。症状が風邪と似ているため、肺炎と分からず治療が遅れてしまうおそれがあります。

どこで感染するの?蒸気を吸い込みやすい場所に注意

レジオネラ感染が起こりやすい場所は、菌の繁殖が目で見て分からない水の周辺です。菌が繁殖した水が水蒸気になって吸い込みやすい状態になっていると、知らないうちに感染してしまう危険性があります。

かけ流しではなく循環システムを使用している温泉施設は、感染しやすい条件が揃っていると言えますね。最近普及しているスーパー銭湯はほとんどが循環式なので、水をろ過するフィルター内で菌が繁殖して湯船に入り込んでしまうことがあります。

性病の危険も?温泉でうつる可能性のある病気

温泉施設でかかる危険性がある病気は、レジオネラだけではありません。温泉で感染しやすいと言われている性病は、「トリコモナス膣炎」です。これは、トリコモナス原虫が膣内に入り込んで炎症を起こす性病です。トリコモナス原虫は水中に強いという特徴があるため、銭湯で感染する確率が高いと考えられています。

トリコモナス膣炎は女性だけがかかる性病で、発症するとおりものの色が変わるという特徴があります。普段から温泉や銭湯を利用する女性で、黄色や緑のおりものが出るようになったという人は、利用している施設で感染した可能性があります。

対策は1つ!衛生管理の行き届いた施設を利用する

疲れを癒そうと出向いた銭湯で病気にかかってしまっては本末転倒ですよね。病気にならないために私たちができる対策は、清潔な施設を利用することです。循環システムを利用した施設でも、国で規定された通りに塩素消毒を行っていれば、大抵の細菌は繁殖しません。

清掃状態に注目!安全なスーパー銭湯の選び方

塩素消毒がきちんと行われているかどうかは、設備の管理状態を見ればある程度分かります。施設の清掃状態は衛生管理の指標となりますので、掃除の行き届いていない施設は利用を避けた方が無難です。他にも、お湯の成分を明記しているか、定期的に塩素濃度のチェックを行っているかを分かる範囲でリサーチしておきましょう。

日本人の疲れを癒してくれる温泉ですが、衛生管理ができていない施設の利用は病気の原因になります。死亡例もあるレジオネラだけでなく、性病にかかってしまうこともあり得ます。温泉に行くときは、清掃状態が良いところを選んで利用するようにしましょう。

以上、温泉が危ない?レジオネラ菌によるトリコモナス膣炎感染の仕組みと対応策...でした。