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高齢女性だけじゃない最近増加している若年性更年期障害の原因と治療法

      2017/09/23  By

最近、動悸や頭痛、めまいなどの体調不良を訴える若い女性が増えています。これは更年期障害とよく似た不調で、中には月経不順や無月経を起こしている人もいます。この若い世代で起こる病気は、若年性更年期障害と呼ばれています。なぜ若い女性に起こるのか説明していきます。

高齢女性だけじゃない最近増加している若年性更年期障害の原因と治療法

更年期障害は高齢女性の病気というイメージがある

更年期障害とは、性成熟期から生殖不能期への移行期にあたる45歳から55歳あたりに生じる身体的・精神的不調のことで、自律神経失調症の1つです。更年期を迎えると、卵巣機能が衰え、女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が低下します。

エストロゲンの分泌が低下すると、脳は分泌するよう促しますが、卵巣は分泌することができなくなっているため、ホルモンバランスに乱れが生じます。その結果、身体のほてりや大量の汗、動悸などの症状が現れます。また、この時期は、子どもの自立や親の介護など、生活リズムが変わるタイミングと合うことが多く、この変化による精神的なストレスも関係して、更年期障害が起こる場合もあります。

最近増加する若年性更年期障害とその原因

最近は、20代や30代の若い世代でも更年期障害と似た不調を訴える人が増えています。これを若年性更年期障害と呼びます。女性の社会進出が進む中で、女性も男性と同じように責任を抱えると同時に、休日出勤や残業などにも対応し、心身ともにストレスを抱えるようになりました。

女性の体はデリケートにできており、女性ホルモンの分泌は卵巣だけではなく、脳にも深く関係しているため、ストレスを感じると、自律神経の働きが混乱しホルモンバランスが乱れます。その結果、身体にさまざまな症状が起こります。また、無理なダイエットや不規則な食生活も大きく関っており、短期間で体重を減らした場合、身体は強いストレスを感じ、月経不順や無月経などの症状を起こすこともあります。

若年性更年期障害の症状を知ろう

若年性更年期障害は、さまざまな症状があります。月経不順や、ほてり、手足の冷え、頭痛、動悸、息切れなどです。中には、若くして閉経を迎える人もいます。医学的には、1年以上無月経が続くと閉経とみなされます。

43歳より前に閉経を迎えることを早発閉経と呼び、月経が半年間ないケースを続発性無月経と呼びます。20~30代の若い世代で閉経することは稀ですが、40代前半で閉経に至ることはありますので、その閉経を挟んだ5年間、すなわち30代後半から、症状が現れても不思議ではありません。

症状を少しでも感じたら婦人科を受診しよう

症状がある場合は、婦人科を受診しましょう。特に月経不順が起こったときは、早めの治療を受けないと、回復しない可能性もあります。また症状を安易に捉え長く放置していると、病気が重度化するだけではなく、治療を行っても回復しないことがあります。

そうならないためにも、不調を感じた場合は、我慢せず早めに受診しましょう。婦人科では、若年性更年期障害に伴うさまざまな体調不良に合わせて相談を受け、症状に合った治療を行ってくれます。

避妊薬の低用量ピルが治療に使われる

ピルと聞くと、大多数の人は避妊薬と思い浮かべるでしょう。避妊薬として高い効果を発揮するピルですが、若年性更年期障害の治療にも使われます。ピルには、女性ホルモンのエストロゲンが含まれており、これを飲むと女性ホルモンが血中に入り身体を循環します。それを脳が感知すると、妊娠したと錯覚を起こし、卵巣へ排卵を起こさないように指令を出します。このメカニズムが避妊薬として、利用される理由です。

若年性更年期障害は、何らかの原因によってホルモンバランスが乱れ、エストロゲンが少なくなっている状態です。ピルを飲むことでエストロゲンを取り入れることができるため、ホルモンバランスを安定させることができ、更年期障害の改善にも効果的です。しかし、ピルは排卵を止めることになるため、妊娠を考えている場合は利用できません。そのときは、医師と相談しましょう。

更年期障害は、高齢女性にだけ起こる病気ではなく、若い世代の女性にも起こります。その原因は、無理なダイエットや社会進出による強いストレスなどにより、女性ホルモンの分泌が減少しホルモンバランスが乱れることです。治療が遅れると、回復しなくなることもあるため、少しでも症状を感じたときは、我慢せず早めに婦人科を受診しましょう。

以上、高齢女性だけじゃない最近増加している若年性更年期障害の原因と治療法...でした。